テトラポットにもコンビナートにも縁がない者

ポストモダン文学、やっぱりよく分からないけど多分、自分がやりたいことの方向性はそれの配置と近しく、とりあえず根気よく読んで反芻したものを少しずつ吐き出して形にしていくのが良いのかな、と思った。よく分からないけど、おそらく、一番近い。よく分からないけど。そうはいっても圧倒的に足りていないのが技術、自分のボロ布のような語彙で編んだ文のパッチワークを、このカテゴリに収めようとするなんておこがましい限り、なのだが。それといわれるそれ自体もよく分からない。単純に、こちらの読解力の問題か。しかし、誰かによる解説を真面目に読んだとして、納得いかないんじゃないか、とも思う。というか、納得いきたくないというか。うん、でもね、読解力と筆力、技術を身につけたとして、読みづらさの奥に意図を置くことと混乱の先にしか発生しえぬ謎の感動、みたいなのが自分の信じる文学の可能性の一つであってね、うんぬん、かんぬん、なんたら、かんたら

 

これを書いている途中で寝落ちて、起きたら消えていた、かと思ったら復元していた。寝て起きても、ポストモダン文学、っていうか文学そのもの、いやいやこの際対象をぐんと大きく拡げてさ、この世の色々、やっぱり意味はよく分からないけれど、それはつまりそういうことなのだよ。少し寝て直ぐに起きて、また世界の一元化を感じている。知らない番号からの着信は、誰にも平等な「?」を与える、という話。誰から? ところでやっぱり、ブログって、なんかいいよね。

不和不和模糊模糊

自分自身の・現実の人間関係に本気になりすぎて、っていうかどういう形であれ関わる人への愛憎が強すぎて(こわいよねごめん、と思いつつも一度愛してしまったら過剰に愛してしまう。憎しみに関しては人並み以上、程度だと思う。ほとんど外に出さないし)、身体がついていかない、という。実在の人のことを考えるのはやめて、完全に架空の人間関係を創ってみようか。機が重い。気は重くない。

三十分五千円の弁護士相談よりもまずは整体へ

七五三に殺到する親子らの波に飲まれて出遅れた一家が溺死しかける、ちょっと奮発して買った革靴をウキウキで履いていたら「履き続けると健康被害を及ぼしますので。このように(写真で症例を見せられる)」と、購入店とは異なる店舗にてオブラートに全く包まれることなく告げられる、風呂上がり肌着姿のままうろうろしている子どもに服を着せようと追いかけるもケーシィのテレポートのごとく消えて永久に着せられずに憔悴、スマホゲームしながら適当に声をかける夫の姿を傍目に、子を連れて旅行に行くも、夫の分の土産を買い忘れて嫌味を言われる。

腹をすかせた子どもに起こされる。現実に基づいた、フィクション性の強い生活リアリティ悪夢のフルコース。身体が痛い。

思考の早瀬

ここのところ、大好きだったお笑いが全然見られなくなった。つらい。芸人さんのラジオ等のトークは相変わらず有り難く享受してるけど。コントとか漫才とかがちょっとダメになってる。なんでだ。きっと見たら笑うけど。
最近は日本語ロックに心酔浸水、オタク気質だから、気に入ったのをしつこくしつこく聴く。ばっかり聴き。先ずは真心ブラザーズ及びYO-KINGの世界観にどっぷり。ほどほど、たまたま天才の人が描く情けなさ、至らなさ、ふがいなさに切なくなって、YO-KINGさん、ひとまずその色付き眼鏡取ってくれませんかアッ、取ったら取ったでヤバいっすわ、やめて!みたいな。奥田民生は昔から組むわ集うわ。ほんと多作だなあ。民生、ピーズのはるさん、佐藤シンイチロウ、そしてYO-KINGで結成されたO.P.KINGっつーユニットを教えてもらった。夏の終りにやめておくれよ、とうとう切なくて切なくて爆死。あんなに抜けるDVDを他に知らない。返したくない。あとあなたのその色付き眼鏡、敬愛するYO-KING意識してるよね。言わないけど絶対そうだよね。DVDパッケージの中にみうらじゅんの冷マ(欲しいと言ったら家に2個あるからあげる、という話だったけど。家に冷マ2個あるって何)仕込むのやめろよ。あと用が済んだらスーンてなるのやめてよ。超・友だちとしてもう少し丁重に扱ってほしいものだよ。勧めてくれるやつは怖いくらい全てドンズバでハマるけどさ、私の勧めたやつもちょっとは見聞きしてよ。いやそんなこたぁどうだっていい、O.P.KINGのPだよP、今更ピーズの凄さに気づいちゃって悶絶する日々だよ。本当に今更。なんだよあのパンクロック。あんなに優しくて寄り添ってくれる音楽、ないだろ。自分的音楽史上での記録が一気に塗り替えられてしまった。私も生きのばす。

子宮系ってつまりあれかよまた出たよホルモンバランス

人の深部や暗部にナチュラルに踏み入ってやみくもに撫で回すくせに適宜その対象からほどよい距離を取って自分の生活っていうかペースまでは絶対に冒さないようにする皆さんの技術力、には感服です。置いてかないでよ。特定の男とか女の話じゃないよ。たしかにね、そうやって他人の人生に責任を取る義務なんてのはないよあなたらに、でも、じゃあ、触んなよ、ってんだ。甘え方が分からないんだから。間違えちゃうんだよ。こちらが。間違えてるのか?わきまえるよ。大人だし。いや子どもの頃からそうだったわ。そこはこちらが引いて、引き取って、その皆さんの技術力に感服、感嘆、からの沈没、までがワンセットで、余計に落っこちてませんか、ってな。一旦、落ちた?落ち着いたっぽいな?ってとこまで全力でこっち見ててよ。雑なのバレてるよ。重いか?だから愛されないのか?いや愛されてなくない。片手間の愛を、皆さんどうもありがとうございます。

人手なしだから

地味な不幸に見舞われ続けた十年だった。これからは、地味な幸せが舞い込むだけの十年になりますように。みんな違ってみんな嫌い。誰のことも信じない。でも人生の外の好きなものを愛でて、なにより人の親として子どもだけを愛す。嘘。誰のことも、嫌いでも愛すことになるのだろうと思う。まずは、自分のことを。

怠惰という字は怠惰な気持ちでは筆記出来ない

「なんもしたくなーい」「わかるー」とか言ってるけどさ、多くの女のひとって、その上で

 

保湿したりムダ毛剃ったり化粧したり定期的に美容院行って頭整えたりTPOに合わせた小綺麗な服着たり靴履いたりして、そんで仕事して職場の人と談笑して、帰ったら私の生活も営んでるんでしょ。子どもいたら子育てまでして。ありえねえ。体力、ありすぎ。

わたしはというと、それはそれはみすぼらしい格好で、六年目、間で子ども産んで休んでるけど、いつまで経っても慣れない、大学卒業間近で内定ゼロで親泣かせたくなくて焦って行なった職業選択、の大いなるミスにより、完全に自分にとって不適性な仕事に就いてしまった故にそれはもう毎日同じことで叱られたり心配されたりして、でもまあ生活があるから辞められなくて、で、帰ったら盛大に弱音を吐き散らかしながら、子どもと食べて寝るだけ、だ。

顔も髪も毛の処理も何もかも怠っている。ファサッ となる寸前で、ずっと刃を替えてなくて全然剃れないシェーバーで申し訳程度に剃っている。眉毛なんかはいい形だねって偶に言われるのをいいことに、ほぼ触っていない。よく見るとモサモサしている。デコとかうなじの産毛なんかは、もはやウブじゃねえ。
美容院には一年半近く行っていない。ただただ伸びきって、背中の下半分地点くらいまで到達している。背が低いので、この長さまであると全体のバランスを欠いているように思う。っていうか、ヒッピーの髪の方が綺麗なんじゃないか。シャンプー、リンス、看過できないほどの酷い絡まりを解く、以外の手を加えていない。黒の中に数本、三年前にやったブリーチで色素の抜けた毛が混じっている。前髪は時々切るけどまぁガタガタ。今はそのまま、ガタガタに伸びている。切るのめんどくさい。

 

気に入ってた時計は電池替えて一年もしないうちにまた止まって、そのまんま。イヤリングは片耳失くして、二度目だからもう買いたくなくて、つけなくなった。ネックレスはチェーンが切れて、そのまんま。財布は七、八年使ってボロボロだけど(二万やそこらでは)欲しいのがないから買い替えていない。服も(一万円以内とかで)欲しいのがないから買ってない。靴も、鞄も、眼鏡も(以下略)。
頭をつかわず、少しの金で済む買い物しか出来ていない。酒とたばこと文庫本しか買ってない。

 

たとえ大事なものや小金があったとしても、生きる気力が無くなってしまえば、 女は、否、人は、見た目に乏しく成り果てる。
地に落ちてしまわぬよう、なんとか、這い上がらねば。